獣医疫学メモ帳

獣医疫学(に関係ないかもしれない)メモ帳。

Rmarkdown+TinyTeXでBIZ UDP明朝を使う

目的

ユニバーサルデザインフォントが好きだ。
RmarkdownのKnit to PDFで作成されるPDFにもUDフォントを使いたい。
ということでRmarkdown+TinyTeX環境でBIZ UDP明朝を使用するためのYAMLヘッダ設定。

追記(2022/06/14)

Quarto が完成すると Jupyter でも R Markdown のように簡単にスライドや文書を作れるかもしれない
こちらの記事を読んで、XeLaTeXを使用していたのをLuaLaTeXに書き直した。

YAMLヘッダ(LuaLaTeX版)

output:
  pdf_document:
    latex_engine: lualatex
    extra_dependencies:
      luatexja-preset: ["bizud", "bold"]
documentclass: bxjsarticle
classoption:
  - pandoc
  - ja=pandoc

※(一切使用しないのだが)原ノ味フォントのインストール(tinytex::tlmgr_install("haranoaji"))が必要。
インストールしていないとコンパイル時に

\JY3/mc/m/n/10=file:HaranoAjiMincho-Regular.otf:-kern;jfm=ujis at 9.24713pt not loadable: metric data not found or bad.

というエラーが出る。

XeLaTeX版より記載がだいぶすっきりした。
難点としてはXeLaTeXより処理が遅い気がする。
LuaLaTeXの方が日本語の扱い方がいいらしい?のでLuaLaTeXでいくことにする。

Quarto版追記(2022/07/29)

format:
  pdf:
    pdf-engine: lualatex
    documentclass: bxjsarticle
    luatexja-preset: ["bizud", "bold"]
    classoption:
      - pandoc
      - ja=pandoc

YAMLヘッダ(XeLaTeX版)

output:
  pdf_document:
    latex_engine: xelatex
header-includes: |
  \usepackage{zxjatype}
  \setCJKmonofont[BoldFont=BIZ UDGothic Bold]{BIZ UDMincho Medium}
mainfont: BIZ UDPMincho Medium
mainfontoptions:
  - Scale=MatchUppercase
  - BoldFont=BIZ UDPGothic Bold
CJKmainfont: BIZ UDPMincho Medium
CJKoptions:
  - Scale=1
  - BoldFont=BIZ UDPGothic Bold

BIZ UDP明朝にはBoldフォントが用意されていないのでBIZ UDPゴシック Boldで代用。
明朝体のBoldはRegularと見分けづらいため元々好きではなく、太字にする際にはゴシック体のBoldを使用しているため無問題。
ほんとはmainfontもゴシック体を使用したいが学術的な内容のPDF文章をゴシック体で書くと違和感が強いかも、ということで仕方なく明朝体を採用。
斜体はない。諦めろ。

結果

参考

2022/06/14追加: